モスクワのプロバイダが提供する高速回線のうち、 ADSL が 37 %なのに対し、 Ethernet 接続は 57 %とシェアを占めている。 Ethernet 接続はプロバイダ別対応の LAN カードを加入者のパソコンに挿入して設定をしてもらうだけで手続きが完了する。 LAN カードはプロバイダが提供する場合が多く、手軽で初期費用もほとんどかからない。
Ethernet 接続のモスクワ最大手「 Corbina Telecom 」は 2006 年末時点で 119 地域のうち 97 地域をカバーしており、モスクワ市内での加入者数は 12 万人 ( 同社発表 ) 。 Corbina Telecom の強みは速度と価格である。特に 2006 年度は大幅な通信速度の向上と価格破壊を進めた結果、業界全体の料金引き下げのけん引役となった。 2007 年 6 月時点トラフィック無制限 1,2Mbps の場合月額 450 ルーブル ( 約 18USD) からあり、他社もこれに並ぶ料金設定になっている。
しかし同社によれば、自治体の無理解がインターネットの普及を阻んでいるという。 Ethernet 接続方式の場合、基地の設置場所へのアクセスは自治体(住宅管理局)の許可がなくては不可能なため、例えば基地のトラブルで端末から接続できないという場合、すぐには復旧が期待できないといった状況だ。
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ADSL 接続では「 Stream 」のブランド名で提供する「 Comstar Direct 」社の独占状態である。電話公社が提供するモスクワ市内の固定電話に加入している住宅であればどこでも接続可能だが、電話と ADSL 加入者が一致していること、料金未払いがないことを証明するなど、事務手続きがわずらわしい。また、約 100US ドルの ADSL モデムを別途購入する必要があるのが難である。
ごく最近では無線ブロードバンドのサービスも徐々に広まりつつあるが、料金が高いこととカバー地域がまだ少ないため、まだ身近になったとはいえない。
(写真: Corbina Telecom
のウェアを来たスタッフが肩車をして壁に穴を開け、ケーブルを通しているところ。モスクワではこれと同じような光景をよくみかける。)※この記事はWIP ジャパン(株)2007年7月3日発信のプレスリリースより引用されています。
