■ 地方との格差と今後の課題
インターネットはモスクワでは当たり前のものになっているが、地方との差は依然として大きい。上述の Corbina Telecom はモスクワ以外でもサービスを提供しているが、インフラ整備と当局との交渉から始めている状況だ。
自治体当局の対応に左右されるようでは Ethernet 接続の普及にも限界があり、既存の電話回線を利用できる xDSL 方式が最後には生き残るという見方もある。ただし、 xDSL 方式が今以上に多くの利用者を獲得するためには、ここでも手続きの簡略化が求められる。
3 月末の通信省閣議ではイワノフ第一副首相が、現在電話回線すらない村落が全国に 4 万 3,000 か所あることを指摘し、 2015 年までに全ての村落にインターネット回線を配備するよう求めている。
モスクワと地方の大き過ぎる格差の解消がロシアの喫緊の課題となっている。
※この記事はWIP ジャパン(株)2007年7月3日発信のプレスリリースより引用されています。